スタートアップ企業やベンチャー企業で実務経験を積む

スタートアップ企業やベンチャー企業の特徴として規模が比較的小さいこと、上昇気流に乗る可能性があることが挙げられます。これらの特徴はエンジニアにさまざまな経験をする機会をもたらしてくれるのです。

スタートアップ企業やベンチャー企業は、まだ歴史が浅く、規模が大きくない企業なので先進的な取り組みに対して柔軟であり、さまざまな事業に取り組む姿勢が見られます。そのためエンジニアもIT業界の最先端の技術と接しながら業務を行う機会が多くなるのです。日進月歩の世界だけにつねに最新の状況・動向と接しながらの業務は新しいスキル・知識を身につけていくうえで非常に良い機会となるでしょう。

大きな仕事を任せてもらえる可能性がある、あるいは提案が受け入れられやすいといった点もスタートアップ企業やベンチャー企業での実務経験の大きなメリットです。こうした企業は社員ひとりひとりの裁量権が大きい傾向がある上に新しい取り組み、斬新なアイデアに対して柔軟に対応する傾向があるため、エンジニアの意見が通りやすいのです。さらには20代、30代前半でプロジェクトを任されるといった重要なポジションを経験するケースもしばしば見られます。

さらにこうした環境は従業員ひとりひとりに責任感をもたらすとともに、成果が出たときに充実感や達成感を味わいやすい環境をもたらします。頑張った分それが成果として実感できる環境はエンジニアとしての向上心やモチベーションを大いに高めてくれることでしょう。

とくに若い頃にこうしたスタートアップ企業やベンチャー企業で実務経験を積んでいると30代後半以降のキャリアによい影響をもたらすことができるでしょう。